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メダカの体型ってなに?普通体型、ヒカリ体型、ダルマ体型、ヒレ長など特徴をご紹介

メダカの体型について

近年アクアリウム業界でブームが巻き起こっている改良メダカ。品種改良が進み、様々な色のメダカや形の変わったメダカが数多く作出されています。

そこでこの記事では、改良メダカの体型についてご紹介いたします。

体型の種類

メダカの体型は大きく分けて普通体型ヒカリ体型に分かれます。そして、体が短いダルマ体型、ヒレが伸びるヒレ長などがあり、それらが組み合わさった品種も数多く存在します。

こんなパターンがあるよ

普通体型
普通体型+ダルマ体型
普通体型+ヒレ長
普通体型+ダルマ体型+ヒレ長

ヒカリ体型
ヒカリ体型+ダルマ体型
ヒカリ体型+ヒレ長
ヒカリ体型+ダルマ体型+ヒレ長

普通体型の特徴

野生個体や改良メダカでも一番多く見られる基本的な体型です。
飼育や繁殖の際に難が少なく、初心者にオススメです。

【雲州幹之】

ヒカリ体型の特徴

ヒカリ体型とは、普通体型からの突然変異で、お腹側の組織が背中側に発生しているメダカです。

どういうことかというと、

【琥珀ヒカリ】

こういうこと!

そのため、背ビレが大きく尾ビレがひし形のような形になります。また外敵から見つかりにくくするための、お腹のキラキラ(虹色素胞こうしきそほう)が背中にもあるので上から見ると光って見えます。これがヒカリ体型の名前の由来です。

ヒレが大きいので横から見ても綺麗な体型です。

なまず先生

ヒカリ体型×ヒカリ体型の子供はほぼ100%ヒカリ体型が産まれるぞ

ヒカリ体型には背骨の曲がりやすい品種が多いので繁殖の際にはご注意下さい。

ダルマ体型の特徴

背骨の数が少なく丸っこい体型です。コロコロと可愛く人気の高いメダカです。

【琥珀ヒカリダルマ】

しかし、体質が弱いので難易度は高めです。主な注意点を以下にまとめました。

ダルマ体型メダカを飼育するときの注意点
・泳ぎがあまり得意ではないので水流は弱くしましょう

・低温に弱いので冬はヒーターを使用しましょう

・背曲がりが産まれやすい

・繁殖が難しい

ダルマ体型を繁殖させたいのにうまくできないよ~😥

メダカくん

なまず先生

ダルマ体型同士だとうまく交尾ができないから、ダルマと半ダルマを掛け合わせるとうまくいくはずじゃぞ
半ダルマ??

メダカくん

なまず先生

普通体型とダルマ体型の中間のものを半ダルマと呼ぶんじゃ
へー

メダカくん

なまず先生

そして、卵を30~32℃に加温して孵化させるとダルマが出やすくなると言われておるぞ
へー

メダカくん

なまず先生

ちなみに、金魚で言うダルマとは意味が異なり、観賞魚全般で言うショートボディと同じ意味じゃぞ
へー

メダカくん

ヒレ長(ロングフィン)の特徴

ヒレ長は、その名の通りヒレが伸びる品種です。

基本的にメダカの色素は背中面に集中しているため、多くのメダカが上から見た方が綺麗に見えます。しかし、メダカ飼育者が増え、水槽での飼育の需要が高まったため横から見てもきれいなメダカが求められるようになりました。

そのため近年ヒレ長のメダカが注目を浴び、様々なヒレ長が作出されています。

【紅白ヒレ長】

ヒレ長は横からはもちろんのこと、上から見ても非常に優雅で綺麗なメダカです。

繁殖は上級者向け!
メダカの交尾は、オスが背ビレと尻ビレでメスを抱きかかえるように行います。ヒレ長は長いヒレが邪魔になり交尾が上手にできない場合が多いので繁殖は上級者向けです。

好みのメダカ体型を見付けよう!

以上、メダカの体型についてご説明しました。

体型の種類がすごく多くて驚くよね

メダカくん

色・体型などが異なるたくさんの品種の中から、自分の好みのメダカを是非探してみてくださいね!

「ダルマ体型」と「ヒレ長」は繁殖が少し難しいので、繁殖も検討している初心者の方には、通常の普通体型かヒカリ体型がオススメですよ!

メダカは絶対に放流しないで!
野生のメダカは絶滅危惧種に指定されています。

ペットショップ等で購入したメダカを川や池へ放流すると交雑してしまい、純粋なメダカが絶滅してしまう可能性があります。

最後まで責任を持って飼育しましょう!