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メダカをより美しく 色揚げの方法と仕組み

ネットや雑誌で見るメダカは凄く色鮮やかで綺麗なのに、僕が飼ってるメダカはなんだか色が薄いなぁ…

メダカくん

なまず先生

遺伝的な違いや、肉眼と画像との見え方の違いもあるのじゃが、飼育環境でもメダカの色は大きく変わるのじゃぞ。

飼育しているメダカを少しでも色鮮やかにする色揚げの方法、仕組みをご紹介致します。

保護色による色揚げ

黒い容器で飼育をしましょう

メダカには身を守るために体色を周りの色に近づけようとする機能があります。
黒い容器で飼育をすると体色が暗く濃い色になってきます。
黒色、赤色の色揚げに効果があります。

水槽で飼育している場合は前面以外を黒いバックスクリーンで覆い、底砂を暗い色のものにすると良いです。

黒いトロ舟や発泡スチロール箱が販売されているので、そちらもオススメです。

注意
夏場は水温が上がりすぎるので、日陰に置いたりすだれなどで対処しましょう。

日焼けによる色揚げ

日光に当てましょう

人が日に当たると日焼けをして肌が黒くなるように、メダカも日焼けをします。
日光にあたると色素がたくさん出て色が濃くなります。
黒色、赤色に効果があり、黒い容器だとより効果的です。

注意
夏場は水温が上がりすぎるので、日陰に置いたりすだれなどで対処しましょう。

エサによる色揚げ

カロテノイドが含まれるエサを与えましょう

色揚げ用飼料

色揚げ用のエサが市販されており、原料にはアスタキサンチンやスピルリナ、シュリンプミールなどカロテノイドが多く含まれているものが使用されています。
カロテノイドは黄色赤色の色揚げにとても効果がありますので継続して与えると徐々に色が濃くなってきます。

グリーンウォーター

植物プランクトンにはカロテノイドが含まれていますので色揚げに効果があります。
また、生きた植物プランクトンによるグリーンウォーターの場合は光合成により二酸化炭素が減るので水質がアルカリ性になりやすくなります。メダカは弱アルカリ性を好みますので調子が良くなり、発色も良くなります。

なまず先生

植物が枯れると黄色や赤茶色になるじゃろ。植物が緑色に見えるのは緑色だからではなく、光合成に必要な青色や赤色を吸収し、あまり必要のない緑色が反射して緑色に見えているのじゃ。
【一長一短】メダカにはグリーンウォーター?メリット・デメリットをご紹介

ミジンコ

ミジンコも色揚げに効果的です。
植物プランクトンを多く食べている事に加えて、殻にもカロテノイドを含んでいます。
また、活ミジンコは動き回るので非常に嗜好性が高くオススメです。

なまず先生

赤いミジンコが色揚げに効果がある訳ではなく、ミジンコが赤くなるのは酸欠によってヘモグロビンの量が多くなっているだけじゃから関係はないぞ。

PSB (光合成細菌)

PSB(光合成細菌)にはカロテノイドが多く含まれているので色揚げに効果があります。
また、アミノ酸が多く含まれているので色揚げだけでなく稚魚のエサや、ミジンコやゾウリムシなどの生き餌の栄養強化にも利用できます。

注意
カロテノイドによる色揚げは、黄色や赤色以外には効果がありません。

まとめ

メダカの色は成長と共に濃くなってゆき1~2歳あたりがピークになりますので、焦らずじっくり育ててみてください。
その愛情に必ず答えてくれるはずです。